皆さんはお金とまじめに向き合っていますか?
近年、金融庁の報告書が原因で「老後2000万円問題」が注目されています。
老後2000万円問題とは老後30年間で約2000万円不足することです。
その考えは甘いです!
近年、退職金は減少傾向にあります。
退職金の制度を廃止している会社も増えており、皆さまの会社も急に退職金がもらえなくなるかもしれません。
年金につきましては、現在、3人当たりで1人の高齢者を対応しています。
深刻化している少子高齢化がさらに進むと、2人で1人の高齢者を対応することが予測されます。
これより、今まで通りの年金受給額を高齢者に渡すなら、年金保険料を上げ、国民の負担を大きくするしかないのです。
日本はこれからも少子高齢化が進むので、最悪の場合、政府が年金受給額を下げる可能性もあります。
投資信託と聞くと、
「難しい横文字がたくさん出てくるんじゃないの?」
「初めての私でも理解できるかなぁ」
と不安に思う方もいるでしょう。
この記事はこのような不安を持つ方に向けて、初心者でも分かりやすいように書いております。
この記事を読むことで投資信託の全てが分かります。
あなたの投資信託の悩みを解決する一助となれば幸いです。
目次
投資信託ってなんぞや?
投資信託とは、たくさんの投資家(私たち)から集めたお金を1つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が投資・運用する商品のことを言います。
つまり、プロに任せる投資となります。
運用方針(どのような目標を持って、どのような投資手法をとるか)は投資信託によって異なります。
投資信託をイチゴ農園に例えて、分かりやすく説明をします。
農業をしたことない人たちがイチゴを栽培したいと考えています。
イチゴを栽培するにあたり、
- どの苗木がいいのか
- どのような育て方がいいのか
という悩みが出てくるでしょう。
全てのお金を使って、1本の苗木を買った場合、その苗木が枯れてしまったら大きな損害を被ってしまいますよね。
そこで、
「みんなでお金を出し合って、プロの農家に任せよう!」
というのが投資信託の考えです。
農家=運用会社、イチゴの苗木=投資商品、イチゴ=投資で得た利益と見立てて説明します。
- 農家=運用会社
- イチゴの苗木=投資商品
- イチゴ=投資で得た利益
イチゴ農家(プロの運用会社)は複数の出資者(投資家)から集めたお金でイチゴの苗木(投資商品)を買い付け、管理し、育てます。
そして、収穫したイチゴ(投資で得た利益)を出資者に分配します。
全くの素人がイチゴの苗木(投資商品)を一から勉強して、選んで管理するよりもイチゴ農家(プロの運用会社)に任せた方が遥かに良い結果が得られそうではないでしょうか。
このように、投資信託はプロの投資家にお金を預けることで、投資運用をしてくれ、運用から得た利益をもらうことができる投資です。
だから、プロに任せる投資信託は初心者向けなんだよ♪
投資信託が初心者にオススメの理由
次に、投資信託が初心者にオススメの理由を3つ解説します。
1.プロの運用会社が運用してくれる
初心者が投資できないのは、どの商品を買えば良いのかが分からないからです。
しかし、投資信託はプロの投資家に運用を任せることができます。
2.少額から購入できる
通常、株式を購入する時はある程度まとまった大きいお金が必要です。
しかし、投資信託は1000円から始めることが出来ます。
3.分散投資でリスクヘッジが可能
A社の株を買ったとします。
その株価が落ちた時、あなたが持っている株つまり資産価値が下がります。
しかし、投資信託は色んな株が入っているパッケージなので、1つの株が下がっても、他の株でカバーできます。
例えば、昨今、メディアで見かける新型コロナウィルスの影響で世界中の燃料消費が激減し、原油価格が大きく下がりました。
これにより、エネルギー業界の株価は急激に下がりました。
一方で、医薬品業界ではコロナウィルスのワクチンの需要が増加することにより、医療業界の株価が上昇している株もありました。
エネルギー業界の株のみを買っていた場合、資産価値は下がっていました。
しかし、エネルギー業界と医薬品業界を含んでいる投資信託を買っていた場合、エネルギー業界の株価が下がっているのに対し、医薬品業界の株は上がっているので大きなダメージになりません。
これをリスクヘッジと言います。
投資信託は株式や債券などが入ったパッケージで、日本の大手企業(トヨタ自動車、楽天など)を集めた日本株のパッケージ、アメリカの大手企業(Google,Amazonなど)を集めたパッケージなどがあります。
つまり、このパッケージの中に1つの業界のみ(エネルギー業界のみなど)の株しか無かった場合、問題が発生した時に大損するかもしれません。
しかし、多くの業界が含まれているパッケージを購入する事で、リスクを分散できます。
以上の3点から初心者には投資信託をオススメしています。
- プロの運用会社が運用してくれる。
- 少額から投資できる。
- 分散投資でリスクヘッジが可能。
【初心者必見!】投資信託の注意点
投資信託をする上での注意点を2つ説明します。
運用手数料が発生する。
投資信託を運用している会社に投資を依頼するので、運用手数料が発生します。
投資商品の中には、手数料が発生することが当たり前という裏を描き、普通の商品よりも高い手数料を要求する投資信託商品もあります。
商品を選ぶ際は、その商品がどのような株の組み合わせのパッケージなのかも重要ですが、手数料にも注目しましょう。
ボッタクリ商品は利益が少なくなるから注意だね!
元本保証の商品ではない。
投資信託の運用成績は市場環境(コロナウィルスなど)によって変動するので、運用が上手くいかずに、損失する可能性も大きくあります。
元本と運用実績の黒字を保証する投資信託は存在しません。
- 運用手数料が発生する。
- 投資信託は元本保証ではない。
しかし、元本保証や運用実績の黒字の保証を言い張る怪しい商品があります。
黒字の保証を言い張っているのは詐欺やポンジ・スキームの可能性が高いです。
ポンジ・スキームとは、黒字を保証すると言い、出資者を集め、金額がある程度貯まったところで飛ぶ詐欺のことを言います。
例えば、怪しい投資運用会社が利回り50%を保証するといい、A,B,Cさんからそれぞれ100万円を出資してもらったとします。
投資運用会社が持っている合計金額は300万円です。
約束の利回り50%である配当金の50万円を渡すと、投資運用会社の手元に残るお金は150万円となります。
この利回り50%で運用してくれるという話を聞きつけて、多くの出資者が多くのお金を出資します。
すると、投資運用会社の手元に入るお金がどんどん膨らんできます。
そして、手元にあるお金が目標金額に達した時、行方をくらまし、出資者のお金を盗みます。
ポンジ・スキームは出資者を集めれば集めるほど、お金が入ってきますので、利回りが凄い大きい、必ず元本保証をするなどの嘘をついて出資者に言い寄ってきます。
このような話を耳にしましたらポンジ・スキームの可能性が大きいので、話に乗らないようにしてください。
騙されるところだったね!
まとめ
- 投資信託はプロに運用を任せる投資
- 少額から(1,000円〜)始めることができる。
- リスク分散できる。
- 運用手数料が発生する。
- ポンジ・スキームという詐欺がある。
初心者のために分かりやすく投資信託について解説しました。
初心者にオススメの投資ゆえに投資の知識のない初心者を狙った悪徳業者が近づいてくる可能性もあります。
実際、僕も悪徳業者から営業がありましたので、気をつけてください。
次回は「投資信託の始め方」について解説するよ♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。